表記について
・R指定表現のあるページには、(※R)を付けています。苦手な方はご注意下さいませ。
・「NOVEL1」の内容は"ポーンコミュニティ"にも載せておりましたが、本サイト掲載の際に各所加筆修正しております。
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その翌朝、けたたましい物音で目が覚めた。
まだ疲れの残る体を起こし、辺りを見回すと…。
周りに居た駐屯している兵士達や、ポーン達がそちらへ一斉に駆けて行く。
一体何事かと宿舎の外に出た私は、そこに信じられない光景を目にした。
「……⁉︎」
高い塀に囲まれた敷地の中に、巨大な魔物が入り込んでいた。
それは高く造られた櫓よりもまだ大きい、首が4本もある蛇だった。
……一体どうしてこんな……⁈
私はただ呆然と、その魔物が暴れ回る光景を見ていた。
兵士達やポーン達が、僅かながらも力を合わせて戦いを仕掛けているのが見える。
そして私はと云うと…。
どうしても足が竦んで動けなかった。
こうしてはいられないのに…!
その時だった。
「ーー行きましょう、マスター!」
突如アツシさんが、私の手を引いて走り出した。
「あちらへ!広いところへ出ます!」
「ーーえ?…は、はい…!」
急に進行方向を変えられ、一瞬体が振られる。
先程まで目で見ていた方向を振り返ると、巨大な蛇が真っ直ぐそちらへ進んでいるのが見えた。
このままでは、宿舎ごと踏み倒される。
ーー彼はそう判断したのだろう。
…これが…実際の戦場……?
そう思うと体が軽く震え、ぐっと息を呑んだ。
まだ疲れの残る体を起こし、辺りを見回すと…。
周りに居た駐屯している兵士達や、ポーン達がそちらへ一斉に駆けて行く。
一体何事かと宿舎の外に出た私は、そこに信じられない光景を目にした。
「……⁉︎」
高い塀に囲まれた敷地の中に、巨大な魔物が入り込んでいた。
それは高く造られた櫓よりもまだ大きい、首が4本もある蛇だった。
……一体どうしてこんな……⁈
私はただ呆然と、その魔物が暴れ回る光景を見ていた。
兵士達やポーン達が、僅かながらも力を合わせて戦いを仕掛けているのが見える。
そして私はと云うと…。
どうしても足が竦んで動けなかった。
こうしてはいられないのに…!
その時だった。
「ーー行きましょう、マスター!」
突如アツシさんが、私の手を引いて走り出した。
「あちらへ!広いところへ出ます!」
「ーーえ?…は、はい…!」
急に進行方向を変えられ、一瞬体が振られる。
先程まで目で見ていた方向を振り返ると、巨大な蛇が真っ直ぐそちらへ進んでいるのが見えた。
このままでは、宿舎ごと踏み倒される。
ーー彼はそう判断したのだろう。
…これが…実際の戦場……?
そう思うと体が軽く震え、ぐっと息を呑んだ。
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