表記について

・R指定表現のあるページには、(※R)を付けています。苦手な方はご注意下さいませ。
・「NOVEL1」の内容は"ポーンコミュニティ"にも載せておりましたが、本サイト掲載の際に各所加筆修正しております。

2

「昨日の内に、ギルドには話を通してありますが…。如何なさいますか」
その問いかけに、マクシミリアンさんからの今回の旅についての提案を思い出す。
"もう何人か仲間を募っては?"、という話だった。
確かに、激しい戦局を迎えるだろう戦地に往くのに、助けは多い方がいい。
「ーーじゃあ…まずはギルドに行きましょう」
私自身にも言い聞かせるように、頷きながら答えた。

未だ見ぬ新しい仲間に、期待と緊張を抱いて。

ポーンギルドを訪れると、管理人のバーナビーさんが玄関先で待っていてくれた。
「ーーお待ちしておりました。お話は伺っております」
恭しく一礼してくれる彼に、私も頭を軽く下げて礼を返した。
「機会があれば、お二人の旅に是非同行したいと云う者も多々おりましたので…。その中から人員を選出させて頂いております」
その言葉を聞いて、いきなりの同行願いにも快く応じてくれるポーンさん達に、頭が下がる思いだった。

広間の奥のリムに呼び掛けると、二人の女性が姿を現した。
「イージスです。…宜しく頼みます」
「ーールインです。よろしくお願いします」
二人は順に、剣士はイージスさん、魔術師はルインさんと名乗った。
「こちらこそ…よろしくお願いします」
少し緊張したまま、二人に会釈と共に挨拶を返した。
バーナビーさん曰く、二人は数々の任務を一緒にこなしてきた精鋭とも云えるペアらしい。
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そう聞くと、今回の旅が楽しみにすら思えてくる。
頼もしい仲間を新たに加え、そして新たな気持でギルドを発った。


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